ハウスダンスは、リズムに合わせた軽やかな動きが特徴的なダンスジャンルです。素早いステップや床に手をついて踊る技など、スピード感のある動きで人を魅了します。
とはいえ、ハウスダンス初心者の中には「ステップや技の種類が多すぎて覚えられない」と悩んでいる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、ハウスダンスの特徴やハウスダンスの基本ステップと技を詳しく紹介します。
ハウスダンスをかっこよく踊れるようになりたい方は、最後まで読んで参考にしてください。
ハウスダンスとは?
そもそもハウスダンスとは、どのような特徴のあるダンスジャンルなのでしょうか。
ここでは、ハウスダンスの特徴を詳しく紹介します。これからハウスダンスを始める方や、ハウスダンス初心者の方は、事前に知っておきましょう。
ハウスミュージックにのせてステップを踏む
ハウスダンスは、リズムに合わせた軽やかな動きが特徴的なダンスです。「ハウスミュージック」のアップテンポなリズムにのせて、素早いステップを踏みながら踊ります。
ハウスミュージックは、もともとディスコでかかっていたクラブミュージックから発展した音楽で、以下のような特徴があります。
- アップテンポな音楽
- 4つ打ちのリズム
- 短いメロディの繰り返しが多い
1980年代のハウスミュージックの流行を機に、ハウスダンスは広く認知されるようになりました。
ハウスミュージックの神曲メドレー達
ハウスダンスにはフロア技もある
ハウスダンスは主に足のステップを踏みながら踊るダンスですが、ステップだけではなく、ブレイクダンスのような床に手をつく「フロア」技もあります。
フロア技は体を支える腕力や体幹が重要になってくるので、ダンス練習には筋肉トレーニングを加えましょう。
「フロア」技は習得までに時間がかかるものの、できるようになればハウスダンスの魅力を一層引き出せます。
ハウスダンスの基本ステップ8つ
ハウスダンスのステップの種類はたくさんあるので、一度に全部を覚えようとすると混乱してしまいます。
まずは、ハウスダンスの基本となるステップをマスターするのが大事です。基本的な動きを習得できれば、スムーズにハウスダンスを踊れるようになります。
ここからは、ハウスダンスの基本ステップを詳しく紹介しますので、1つずつ確実に覚えていきましょう。
DOWN(ダウン)
ハウスダンスでは、DOWNのリズムの取り方が基本となります。
【DOWNのやり方】
- 直立する
- リラックスした状態で膝を曲げる
- 以上の動きを繰り返す
【DOWNのポイント】
体をリラックスさせた状態で、膝を柔軟に使うのがポイントです。首でリズムをとると、より上手く見えます。
2STEP(ツーステップ)
2STEPは、ハウスダンスの代表的なステップの1つです。
【2STEPのやり方】
- 右足を一歩外へ出す
- そのまま左足を一歩後ろに下げる
- 右足を左足の前でクロスする
- 以上を反対側の足で同様に行う
【2STEPのポイント】
足をクロスする際に、腰を使って斜めに体の向きを変えるのがポイントです。DOWNを意識して、ステップを踏みましょう。
PADOBRE(パドブレ)
PADOBREもハウスダンスの基本ステップの1つです。ほかのステップとつなげて踊る際に、基礎となる動きなので確実にマスターしましょう。
【PADOBREのやり方】
- 右足を一歩外に出す
- 左足を後ろ側に回し込んでクロスする
- 右足を再度一歩外に出す
- 以上を反対側の足で同様に行う
【PADOBREのポイント】
足を出した後に体を反転させるように意識しましょう。手の動きはあまり大きくせず、自然と体の動きに合わせて動かすと良いです。
SHUFFLE(シャッフル)
SHUFFLEは、基本のリズムの取り方である「アップ・アップ・ダウン」の3つのリズムで、体を左右に動かすステップです。
【SHUFFLEのやり方】
- 右足をキックしながらポップする
- 左足をスイングさせてダウンする
- 以上を反対側の足で同様に行う
【SHUFFLEのポイント】
スイングする際に、腰を使って体の向きを変えるのがポイントです。体に力を入れすぎず、リラックスした状態で踊りましょう。
TRAIN(トレイン)
TRAINは、ハウスダンスを踊るうえで大切な要素が多く含まれているステップです。
【TRAINのやり方】
- ジャンプして右足を前に出して開く
- 右足の先端で床をつつく
- ジャンプするようなつもりで左足を前に開く
- 左足の先端で床をつつく
- 以上の動きを繰り返す
【TRAINのポイント】
膝を上手く使って足を滑らせるイメージで行いましょう。重心は両足の真ん中に置いたまま、ステップを踏むのがポイントです。
FARMER(ファーマー)
FARMERは、飛び跳ねる動きが特徴のステップです。
【FARMERのやり方】
- ジャンプしたときに右足を腰の高さまで上げる
- 右足を下ろす
- ジャンプしたときに左足を腰の高さまで上げる
- 左足を下ろす
- 以上の動きを繰り返す
【FARMERのポイント】
上げた足と反対側の手で、バランスをとりながら行うとやりやすいです。
CROSS STEP(クロスステップ)
CROSS STEPは、ポップの動きを使って行うステップです。
【CROSS STEPのやり方】
- 両足を肩幅くらいに開く
- 右足が前にくるように足をクロスさせる
- そのまま両足を開く
- 左足が前にくるように足をクロスさせる
- 以上の動きを繰り返す
【CROSS STEPのポイント】
クロスしたときに、前に出している足の方向に合わせて体をひねるのがポイントです。足を開いたときの足の位置は横一直線ではなく、体の向きに合わせて前後しましょう。
CROSS WALK(クロスウォーク)
CROSS WALKは、「ジャンプ・ジャンプ・キック」の3つのリズムの繰り返しで構成されるステップです。
【CROSS WALKのやり方】
- ジャンプをしながら左足のみで着地する
- 右足を後ろに回してクロスする
- 右足を前に蹴り出す
- 以上を反対側の足で同様に行う
【CROSS WALKのポイント】
足のステップにつられないように、ポーズをとり続けるのがポイントです。
ハウスダンスのフロア技
先述のとおり、ハウスダンスにはステップ技だけではなく、床に手をついて行うフロア技もあります。難易度が高いので、ステップを確実にマスターしてから挑戦してみましょう。
ここでは、ハウスダンスのフロア技を紹介します。
DOLPHIN(ドルフィン)
DOLPHINは、ハウスダンスのフロア技の1つです。その名のとおり、イルカの尾ひれのように足を動かします。
腕力と体幹で体を支え、滑らかに胸を床にこすりつけるように動くのがポイントです。顔を床にぶつけないように、注意して練習しましょう。
KNEE DROP(ニードロップ)
KNEE DROPはフロア技に入る前のつなぎや、ほかのステップと一緒によく使われるステップです。立った状態からスムーズに技に入れるため、使い勝手の良いフロア技です。
ただし、膝や腰を痛めやすいので、しっかりと準備運動やストレッチを済ませてから練習するようにしましょう。
ステップやフロア技を組み合わせてハウスダンスを踊ろう
この記事では、ハウスダンスの特徴やハウスダンスの基本ステップと技を詳しく紹介しました。
ハウスダンスは、リズムに合わせた軽やかな動きが特徴的なダンスです。素早いステップや床に手をついて踊るフロア技など、スピード感のある動きで人を魅了します。
アップテンポなハウスミュージックに合わせて踊るダンスですが、今回紹介した基本ステップを1つずつ確実に習得していけば、スムーズに踊れるようになります。
慣れてきたらステップだけではなく、フロア技にも挑戦していきましょう。
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