生徒のなかには厳しく指導するよりも、褒めて指導することで育つ生徒がいます。
褒めることで、生徒たちのやる気を高められたり、本来の力を引き出せたりできるのです。
ダンス教室の生徒たちが成長していくうえで、心に響くような褒め言葉をかけてあげることは、ダンスの指導において欠かせないと言えるでしょう。
そこでこの記事では、ダンス教室の生徒たちを褒めると得られる効果や、ダンスレッスンで実践したい上手な褒め方を紹介します。
生徒たちが言われて嬉しい褒め言葉を知りたい方は、最後まで読んで参考にしてください。
ダンス教室の生徒たちを褒めると得られる3つの効果
ダンス教室の生徒たちを褒めることには、具体的にどのような効果があるのでしょうか。
褒めることで生徒たちは肯定された気持ちになり、やる気や本来の力を引き出しやすくなります。
その結果、ダンスの上達が早まるなどの効果を期待できるのです。
ここでは、ダンス教室の生徒たちを褒めると得られる効果を詳しく紹介します。
ダンス教室の生徒たちのやる気を高められる
褒めることで、生徒たちのやる気を高めることができます。
子どもに限らず、自分の踊りを褒められると誰でも素直に嬉しいと感じるものです。
褒められたときの気持をまた味わいたいと思い、生徒たちはより一層練習に力が入るでしょう。
苦手だったステップやターンなどを克服した生徒がいれば、上手くなったことを褒めてあげましょう。
生徒たちは自分の成長に気づきにくいものです。そのため、講師から伝えてあげることで、生徒たちは自分の成長を実感し、モチベーションを高めることができます。
生徒たちの本来の力を引き出せる
褒めることで、生徒たちの本来の力を引き出せます。
褒めて伸びる生徒は、講師から褒められたことで自信を持ち、伸び伸びと踊れるようになるでしょう。
余程ダンス歴が長くない限り、自分のダンスに自信を持てないでいる生徒は意外にも多いです。そういった生徒たちは、ダンスの動きが控えめになったり、自信のなさが表情に出たりします。
なかなか自分のダンスに自信を持てない生徒に対して、褒め言葉をかけてあげることにより、生徒自身の自己肯定感が徐々に芽生えてくるでしょう。
その結果、生徒たちが出し切れていなかった本来の能力を引き出せます。
生徒たちの上達が早くなる
褒めることは、生徒たちの上達を早めます。
褒めれば生徒たちのやる気と本来の力を引き出せるので、必然的にダンスの上達も早くなるでしょう。
褒める際は、「何が良かったのか」や「何が以前よりも上手くなったのか」を具体的に伝えることが大切です。
「褒める」といった行為は、コミュニケーションの一環でもあり、生徒たちの成長に欠かせない指導法です。
ダンスレッスンで使いたい上手な褒め方・褒め言葉8選
ダンスの現場で使われている褒め言葉には、どのようなものがあるのでしょう。
ダンス教室の生徒が言われて嬉しい言葉は、シンプルかつ心に響くものが多いです。
ここでは、ダンスレッスンで使いたい上手な褒め方・褒め言葉を8つ紹介します。
ダンス講師の方は、ぜひレッスン中に使ってみてください。
ダンスの上手な褒め方・褒め言葉①|「プロみたい」
「プロみたい」はかなりシンプルな言葉ですが、生徒が言われて嬉しい言葉の代表格です。
ダンスレッスンに通っている生徒のなかには、本気でプロのダンサーを目指している生徒もいます。
そのため、まるで「プロダンサー」のようだ
と言われているように感じて嬉しくなるでしょう。
「プロみたい」
は、堂々とのびのび踊っている生徒がいたときに、使いたい褒め言葉の1つです。
ダンスの上手な褒め方・褒め言葉②|「見とれた」
「見とれた」
も短くシンプルな言葉ですが、率直にダンスの感動を伝えたいときに便利な褒め言葉です。
飾り過ぎない表現なので、嘘っぽく聞こえないでしょう。表現力のある生徒や、しなやかな動きが得意な生徒に対して使いたい褒め言葉です。
ダンスの上手な褒め方・褒め言葉③|「感動した」
「感動した」
はイベントや大会などで、生徒たちの素晴らしいダンスパフォーマンスを見たときに使いたい褒め言葉です。
一体感のあるダンスや、見せ場が決まった完璧なパフォーマンスだったときに積極的に使いましょう。
こちらもシンプルな言葉ですが、言われた側は嬉しいものです。
ダンスの上手な褒め方・褒め言葉④|「今まで見たことがない」
「今まで見たことがない」
は、生徒たちにとって最高の褒め言葉の1つです。
少々オーバーに聞こえるかもしれませんが、教え子たちが今までで一番良いダンスパフォーマンスを行ったときに使うのがベストです。
生徒たちはこの褒め言葉を聞くことで、今まで真剣に練習に励んできた甲斐があったと実感できるはずです。
ダンスの上手な褒め方・褒め言葉⑤|「キレがすごい」
「キレがすごい」
は、ダンスのスキルが高い生徒に使いたい褒め言葉です。
具体的には、瞬発力や動きの鋭さを称する際に使われます。ダンスに緩急があったほうが、表現者として上級者だといえるでしょう。
この言葉を用いることで、褒められた生徒やその他の生徒たちも、ダンスのキレが「どういったものなのか」を体得するきっかけになります。
ダンスの上手な褒め方・褒め言葉⑥|「音楽に合っている」
「音楽に合っている」
も、ダンスをする際の褒め言葉です。
ダンスは音楽に合わせて踊るものなので、きちんと曲のリズムをつかみ、動きで表現する必要があります。生徒たちがしっかりと音楽を理解して、踊れている場合は褒めてあげましょう。
ダンスの上手な褒め方・褒め言葉⑦|「面白い」
「面白い」
は意外にも、ダンスの褒め言葉として使用できます。
観客の感情を動かしたときや、オリジナリティあふれる振付を見たときに使いたい言葉です。
「カッコいい」や「すごい」などと褒められるよりも、生徒たちの心に響くでしょう。褒め言葉のレパートリーが少なく困っているダンス講師の方は、ぜひ取り入れてみてください。
ダンスの上手な褒め方・褒め言葉⑧|「センスがある」
「センスがある」
は、ダンスの素質がある生徒に使いたい褒め言葉です。自分のファッションを褒められたときのように嬉しくなるでしょう。
上級者だけではなく、自分らしさをダンスで表現できる生徒や創作ダンス、即興ダンスが得意な生徒を褒め称えるときにも使える言葉です。
褒め言葉は生徒たちが成長する鍵
この記事では、ダンス教室の生徒たちを褒めると得られる効果や、ダンスレッスンで使いたい上手な褒め方を紹介しました。
「褒める」という行為は、コミュニケーションの一環でもあり、生徒たちの成長に欠かせない指導法です。
また褒めることで、ダンス生徒たちのやる気や本来の力を引き出すことができ、生徒たちの成長にもつながります。
生徒が言われて嬉しい言葉は、シンプルでわかりやすく心に響くものが多いです。
ダンスレッスンの際は、今回紹介した褒め言葉をぜひ使ってみてくださいね。
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