バックダンサーに憧れて、ダンスを習い始めた方も多いのではないでしょうか。
バックダンサーになるためには、オーディションを受けて合格する必要があります。
オーディションで審査されるポイントを事前に押さえておけば、良い結果につながるはずです。
そこでこの記事では、バックダンサーのオーディションで重視されるポイントや、オーディションを受ける前に知っておきたい情報をまとめて紹介します。
バックダンサーのオーディションで重視される6つのポイント
オーディションの審査員は、何を基準に合否の判断をしているのでしょうか。
ここからは、バックダンサーのオーディションで重視される6つのポイントを解説します。
ダンスの基礎能力
オーディションでは、第一にダンスの基礎能力があるかが審査されます。
ダンスのジャンルに関わらず、基本的な動きができているか、きちんとダンスを一通り踊れるかどうかがポイントになります。
アーティストや曲によりダンスのコンセプトが異なるので、どんなジャンルの踊りでも柔軟に対応する能力が求められます。
また、苦手なジャンルがあった場合でも、最後まであきらめず踊りきる根気強さも必要です。
専門ジャンル以外のダンスについても、レッスンを受けたり動画を見て学んだりして、基礎部分は習得しておくようにしましょう。
ステージの世界観を創り上げる表現力
基礎能力の上に、ステージの世界観を創り上げる表現力も重要です。
バックダンサーは主役であるアーティストのステージを一緒に盛り上げたり、その場に華を添えたりする役どころです。そのため、アーティストやステージの世界観を理解し、表現する能力が求められます。
ダンスの基礎能力と表現力は、オーディションを通過するための必須要素です。日頃からいろいろなプロダンサーのダンスを見て、表現力を磨いておきましょう。
コミュニケーション能力
ダンスと関係なさそうに思われるかもしれませんが、実はコミュニケーション能力もとても大切です。
1つのステージを創るのに多くの人が関わっているため、他のバックダンサーやスタッフなどと円滑にコミュニケーションを図る能力が求められます。
必要事項の報告や連絡をきちんと行う、わからないことや困ったことがあれば相談するといった姿勢が重要です。
オーディションの審査員は何気ない会話から人柄をチェックしているので、気を抜かず誠実に接するようにしましょう。
他のダンサーと息を合わせる協調性が必要
一般的にバックダンサーは大人数で踊るので、他のダンサーと息を合わせて踊ることが求められます。
そのため、常に周りを意識して動きをそろえる協調性が何よりも大切です。
自分のダンスだけに集中していられないので、ソロで踊るのとはまた違った難しさがあります。
普段のダンスレッスンから、周りを意識して踊るクセをつけましょう。
表情の豊かさ
表情の豊かさも、合否を分ける重要な要素です。ダンスの基礎能力や表現力のあるダンサーは少なくありません。
そのため、表情のバリエーションの面で、他のダンサーと差をつけるようにすると良いでしょう。
明るい曲であれば笑顔で楽しげな表情、静かな曲であればどことなく悲しげな表情など、音楽の種類や雰囲気に合わせて表情を変えると効果的です。
事前に踊る曲がわかっている場合は繰り返し聴き、その曲が伝えたいメッセージを汲み取って、表情をプラスするようにしましょう。
早く正確に振り付けを覚える記憶力の良さ
ダンスの振り付けを早く正確に覚えられるかも、プロのダンサーに必要な能力です。
アーティストのコンサートツアーに参加する場合、同時に数十曲の振り付けを覚える必要があります。
また、急に予定していた振り付けが変更になり、数時間で新しい振り付けを覚え直さなければならないケースもよくあります。
そのような場合でも、冷静に素早く振り付けを覚える記憶力の良さが求められます。
バックダンサーオーディションの流れ
事前にオーディションの流れを知っておけば、本番当日でもスムーズに動けます。
ここからは、一般的なバックダンサーのオーディションの流れを紹介します。
書類審査
多くのバックダンサーのオーディションには、書類審査があります。そのため、事前に履歴書や職務経歴書などを記入して送付する必要があります。
申請には締切日が設けられているので、必ず期日を確認し厳守するようにしましょう。
提出を求められる項目は、次のとおりです。
- 写真
- プロフィール
- ダンスの経歴
- 実績
- 自己PR
- 志望動機
書類審査では、募集しているバックダンサーのイメージに合うかを写真やプロフィール、ダンスの経歴などから総合的に審査されます。
過去のダンス大会での受賞歴や出演経験などは、ダンスのレベルを審査員にアピールできる貴重なポイントのため、確実に記入するようにしましょう。
また、ダンスに対する熱意があるかを重視する審査員もいるので、志望動機にはバックダンサーになった後のビジョンも具体的に記入しておくと強く印象に残ります。
実技審査
実技審査では、会場でダンスパフォーマンスを行い、スキルや表現力などの審査が行われます。
実技審査の内容はオーディションによって異なりますが、次の3つのパターンがあります。
- 指定された曲とダンスで踊る
- 曲だけ指定されて、振り付けは自由
- 自分で選曲でき、振り付けも自由
受けるオーディションがどのパターンに当てはまるのか、事前にしっかり確認しておきましょう。
オーディションの合否は、実技審査でのパフォーマンスにかかっていますので、審査員に良い印象を与える、質の高いパフォーマンスを目指すようにしましょう。
バックダンサーオーディションの探し方
バックダンサーのオーディション情報はどこで得られるのでしょうか。
ここからは、バックダンサーのオーディションの探し方を紹介します。
所属しているダンススクールやプロダクションに紹介してもらう
所属しているダンススクールやプロダクションで、オーディションを紹介してもらえます。
多くのダンサーが集まる場でもあるので、比較的オーディションに関する情報が得やすいといえます。
ダンス講師から案内があったり、スクール内の掲示板に掲載されていたりするので、情報を見逃さないようにしましょう。
ネットやSNS経由で探す
ネットやSNS経由で探すのが、一番手っ取り早い方法です。最近では、TwitterやInstagram、TikTokなどのSNS経由で簡単にオーディションの情報を集められます。
ただし、ネットやSNSは情報量が多いので、自分に必要な情報を精査するスキルが必要です。
オーディションまとめサイトを利用する
バックダンサーのオーディションに特化したまとめサイトもあります。さまざまなオーディション情報を一覧でチェックできるので、非常に便利です。
気になるオーディションがあれば、複数のサイトにエントリーしてみましょう。
バックダンサーのオーディションまとめサイト
バックダンサーのオーディションまとめサイトには、どのようなものがあるのでしょうか。
ここからは、おすすめのバックダンサーのオーディションまとめサイトを紹介します。
movementNEO
「movementNEO」はさまざまなダンスオーディションの情報など、ダンサーに役立つ情報を配信しているサイトです。
公式サイト:ストリートダンス「movement NEO」
Dews
「Dews」はダンスに関するニュースやダンス動画、ダンサー情報などを取り扱っているサイトです。
公式サイト:Dews
ダンプレ
「ダンプレ」はダンスニュースやオーディション情報、イベント情報など、ダンスに関わる情報を幅広く配信しているサイトです。
公式サイト:ダンプレ=ダンスニュースメディア
スキルを磨きバックダンサーのオーディションを受けよう!
この記事では、バックダンサーのオーディションで重視されるポイントや、オーディションを受ける前に知っておきたい情報を紹介しました。
オーディションでは、ダンスの基礎能力やコミュニケーション能力、記憶力や協調性、表情や表現力などが重視されます。
バックダンサーに求められる能力は幅広いので、事前にバックダンサーのオーディションで重視されるポイントを押さえてそれぞれのスキルを磨くことが大切です。
自分の持てる技術を最大限に高めた状態でオーディションを受ければ、憧れの有名アーティストと一緒のステージに立つ未来も、そう遠くはないでしょう。
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