「ダンスの振り付けが思いつかない…」「そもそもダンスの振り付けの仕方がわからない…」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
ダンスの振り付けをいちから考える機会はあまりないので、どこから手をつけたらよいのか迷ってしまいますよね。
そこでこの記事では、ダンスの振り付けの考え方や手順を紹介します。振り付けのヒントも併せて紹介しますので、最後までご覧ください。
ダンスの振り付けを考える7つの手順
ダンスの振り付けを考える手順は、次の7つです。
- 誰に向けて踊るのか決める
- 人数、踊る場所、制限時間などの条件を確認する
- 踊る曲を選ぶ
- 参考動画を何度も見る
- 構成や振り付けを考える
- 実際に鏡の前で踊ってみる
- 動画で振り付けを撮影する
1つずつ詳しく見ていきましょう。
ダンスの振り付けを考える手順①|誰に向けて踊るのか決める
まず、誰に向けてダンスを踊るのかを決めることが大切です。ダンスの振り付けは、シチュエーションによって変わってきます。
例えば、学園祭や文化祭では自分たちが楽しくダンスを踊ることで、良い思い出が作れます。一方、結婚式の余興で踊る場合は、ダンスを通じて新郎新婦にお祝いの気持ちを伝えたり、その場を和ませたりするのが目的です。
そのため「誰に向けて踊るのか」を考えるようにしましょう。要するに、ダンスを披露する目的をはっきりさせることで踊る曲も決まり、その曲に合った雰囲気の振り付けが考えやすくなるでしょう。
ダンスの振り付けを考える手順②|人数、踊る場所、制限時間などの条件を確認する
ダンスの目的が明確になったら、次に踊る人数、踊る場所、制限時間などの詳細を確認しましょう。
何人でダンスを踊るかは、ダンスの構成決めや曲選びに影響します。また、ステージが狭い場合は、大きな移動を伴うフォーメーションは行えないので、事前にステージの規模を確認することが大切です。
さらに、イベントなどでダンスを踊る場合はチームごとに持ち時間が決まっていることが多いため、何分以内におさめなければならないのかを確認しましょう。
ダンスの振り付けを考える手順③|踊る曲を選ぶ
ステージの条件を確認したら、次は曲決めのフェーズに入ります。選曲はダンスの雰囲気を決める大事な工程です。じっくり時間をかけて、踊るシーンやダンスチームのイメージに合った曲を選びましょう。
邦楽か洋楽、または歌詞の有無によって、ダンスの雰囲気は大きく変わります。また、ダンス初心者の方には、歌詞入りの曲がおすすめです。歌詞に合った振りを入れられるので、振り付けが思いつかないときでも役立ちますよ。
ダンスの振り付けを考える手順④|参考動画を何度も見る
踊る曲が決まったら、参考になる動画を何度も見て、ダンスの全体像をイメージしましょう。
曲の全体像を把握するためには、選曲したアーティストのミュージックビデオや、プロモーションビデオを見るのがおすすめです。
また、YouTubeには振り付け動画などもたくさん配信されているので、とても参考になりますよ。プロのダンサーが振り付けのポイントをわかりやすく解説してくれているので、繰り返し何度も見て勉強しましょう。
ダンスの振り付けを考える手順⑤|構成と振り付けを考える
無事、曲も決まってダンスの全体像がつかめたら、いよいよ構成と振り付けを考えます。
まず、構成を考えるときは①で明確にしたダンスの目的に応じて、次のようなことを意識して決めると良いです。あらかじめ構成を考えておくと、後でつまずく心配がありません。
- 雰囲気はどうしたいか
- どういうストーリーにするか
- 何部構成にするか
- 始まりと終わりはどう見せるか
- 見せ場はどうするか
ざっくり構成を決めたら、手順④でチェックした動画を参考に振り付けを考えましょう。参考動画の完全コピーではなく、オリジナルのポージングや振り付けなどをアレンジして取り入れるのもおすすめです。
ダンスの振り付けを考える手順⑥|実際に鏡の前で踊ってみる
ダンスの構成と振り付けが固まったら、鏡の前で身体を動かしましょう。実際に踊ってみることで、頭の中でイメージした振り付けが曲に合っているかどうかが確認できます。
また、「なかなか振り付けが思いつかない…」と頭を抱えているときでも、曲をかけて動いてみると、とっさに良いアイデアが思いつく場合があります。
頭であれこれ悩むよりも、曲を流してダンスのイメージをつかみましょう。
ダンスの振り付けを考える手順⑦|動画で振り付けを撮影する
振り付けがひと通りできたら、実際に踊っている姿をスマホなどで撮影しましょう。動画を通して、客観的に自分たちのダンスの質やフォーメーションの出来、表情などを確認することができます。
また、思いついた振り付けは忘れやすいので、記録を残すという意味でも動画は役立つでしょう。動画を撮影することは、ダンスの質を高めるための必須工程だといえます。
振り付けを考えるときの5つのヒント
ちょっとしたコツをつかめば、ダンスの振り付けはさらに完成度の高いものになります。
振り付けを考えるときのヒントは、次の5つです。
- 楽曲に合った振り付けを入れる
- 振り付けにメリハリをつける
- フォーメーションを工夫する
- 最初から完ぺきを目指さなくてOK
- 振り付けを詰め込みすぎない
どれも簡単にできることばかりなので、早速チェックしてダンスに取り入れてみましょう。
振り付けを考えるときのヒント①|楽曲に合った振り付けを入れる
ダンスには楽曲に合った振り付けを入れるようにしましょう。ダンスは曲調をとらえて体現することが大切です。
アップテンポの曲であれば、ジャンプやステップなどを多めに入れると良いでしょう。一方、ゆったりとした曲の場合は、しなやかな手の動きを取り入れるのがおすすめです。
何回も音楽を聴き、その曲が持つリズム感をしっかりとつかみましょう。
振り付けを考えるときのヒント②|振り付けにメリハリをつける
振り付けにメリハリをつけると、ダンスに磨きがかかります。
ずっと同じリズム感の振り付けだと、見どころがなくなってしまい、単調なイメージになってしまうためです。
観客が見ていて飽きないダンスを目指すためには、何パターンかのステップやフォーメーションを取り入れて、ダンスに緩急をつけることがポイントです。
振り付けを考えるときのヒント③|フォーメーションを工夫する
フォーメーションには縦一列や横一列、トライアングル、斜めスラッシュ、サークルなど、さまざまな形があります。
そのためフォーメーションを工夫することで、ダンスの雰囲気が一気に華やかになります。
同じ位置でずっと踊っているよりもインパクトが出るので、見ている側も楽しいと感じるはずです。
フォーメーションは人数が多いほど映えるので、大人数で踊る場合はぜひ取り入れてみてください。
振り付けを考えるときのヒント④|最初から完ぺきを目指さなくてOK
ダンスの振り付けを考える際は、最初から完ぺきを目指そうとしないことが大切です。
振り付けに正解はないので、100%納得するまで考え込んでしまうと、時間だけが過ぎていってしまいます。
最初はある程度のレベルで構わないので、一旦曲のラストまで振り付けを考えてしまう方が効率的です。
ダンスの振り付けがひと通り完成してから、振り付けを追加したり修正したりすれば問題ありません。
徐々にダンスの質を磨いていきましょう。
振り付けを考えるときのヒント⑤|振り付けを詰め込みすぎない
振り付けには余白を作っておくようにしましょう。
いろんな振り付けを詰め込みすぎると、振り付けを覚えるだけでも大変になってしまいます。
また、せわしない印象を観客に与えてしまうことにもなるので、マイナスポイントです。
なんとか振り付けを覚えられたとしても、振りをこなすのに必死で、表情にまで気を配る余裕がなくなってしまいます。
振り付けを詰め込みすぎてしまうのには注意して、振り付け以外の部分にも力を入れるようにしましょう。
正しい手順で振り付けを考え、フォーメーションを工夫してダンスの質を高めよう!
ダンスの振り付けを考えるときは、いきなり振り付けを考えるのではなく事前準備が大切です。
この記事で紹介した手順にそって振り付けを考えれば、ダンス初心者でも、ある程度のレベルのダンスが作れますよ。
また、構成やフォーメーションなどを少し工夫すれば、ダンスに磨きをかけることが可能です。
「誰のために踊るのか」を明確にして、目的に合ったダンスの振り付けを考えましょう。
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